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初心者向け音楽理論

【音楽理論これだけは】②最初に覚えておくべき音楽記号5選

2020年8月31日

ギター少女
さくらだくん
さくらだくん
音名と階名は覚えたよ。
次は何を勉強すればいい?おいら早く楽譜が読めるようなりたいんだ。
ソメイP
ソメイP
次は、どの楽譜にも出てくる基本的な音楽記号の名前を覚えよう。
ト音記号とかシャープとか。小学校でも習ったでしょ?
さくらだくん
さくらだくん
う~ん…おいらの学校ではやらなかったんじゃないかな?
ソメイP
ソメイP
…。

 

 

ト音記号とヘ音記号

まずは楽譜のいちばん左に書いてある記号から。

いったん覚えてしまえば簡単なので、食わず嫌いせずに覚えましょうね。

ピアノと楽譜

Steve BuissinneによるPixabayからの画像

 

 

ト音記号


楽譜の左隅にあるグルグル巻きの記号、これが「ト音記号」です。

スタイリッシュにデフォルメしたブタのしっぽみたいですよね?って見えませんかそうですか。。

英語に訳すと「G Clef(ジークレフ)」。

 

…あれ?「ト」とか「G」って、前回『音楽理論これだけは①音名と階名を覚えよう!』で勉強しませんでしたか?

カラフルピアノ
【音楽理論これだけは】①音名と階名を覚えよう!

音楽理論の最初の一歩として、まずは音の呼び方を覚えましょう。「音名」と「階名」、またその違いやまつわる知識についてお伝えします。

続きを見る

 

そうです、どちらも「ソ」の音のこと。

つまり、ト音記号は5線譜のどこが「ソ」なのかを教えてくれる記号なのです。

 

ト音記号の書き順は内側から外側にグルっと書くのですが、真ん中のそのスタートの丸で囲まれる下から二番目の線が「ソ」の位置になります。

 

 

ヘ音記号

こうなると「ヘ音記号」の意味も、もうお分かりですよね?

英語に訳すと「F Clef(エフクレフ)」。

つまり、ヘ音記号が示しているのは「ファ」の音の高さ。

ヘ音記号を書き始めるときに丸で囲むのは上から2本目の線なので、ここが「ファ」の位置ということになります。

 

ついでに、ト音記号と違ってヘ音記号には右に「:」点々がありますよね。

これがはさんでいるのも「ファ」の音です。

 

ただし、ヘ音記号の「ファ」は低音域を表します。

そのため、ピアノの楽譜は右手パートがト音記号・左手パートがヘ音記号で書かれているのが基本です。

 

つまり、ここに書いたヘ音記号の最後の音(高い方のド)は、前述のト音記号の最初の音(低い方のド)と同じ音になります。

 

ソメイP
ソメイP
ちなみに、ト音記号もヘ音記号も「なんでこんな形に??」というフォルムをしていますが、どちらも筆記体のアルファベットがかたどられたものだよ。

 

 

 

 

シャープとフラット

次に、半音上げたり半音下げたりするための記号です。

こちらも難しくないので、まずは最後まで読んでみてください。

クラシックピアノ

PexelsによるPixabayからの画像

 

 

♯シャープ

音符のすぐ左に「♯シャープ」が付いていたら、その音を半音上げるという合図。

半音というのは、ピアノでいうと白鍵とすぐ隣の黒鍵との音の違いのこと、ギターでいうと1フレットの音の違いのことです。

 

たとえば、「ドのシャープ(C♯)」はここ

「ファのシャープ(F♯)」ならここ

を差します。

 

これらのように白鍵と黒鍵の違いなら分かりやすいですが、黒鍵を挟まずに白鍵が連続するミ(E)とファ(F)シ(B)とド(C)の間の場合は、どうなるのでしょうか?

答えは簡単。

 

「ミのシャープ(E♯)=ファ(F)」
「シのシャープ(B♯)=ド(C)」

黒鍵がなくても半音上がれば良いのです。

 

 

♭フラット

音符のすぐ左に「♭フラット」が付いていたら、その音を半音下げるという合図。

 

たとえば「レのフラット(D♭)」はここ

「ソのフラット(G♭)」ならここ


です。

 

あれ?ここの位置、今さっき見たような…デジャヴ?

そう思ったアナタは大正解!!

 

「ドのシャープ(C♯)」と「レのフラット(D♭)」は同じ音
「ファのシャープ(F♯)」と「ソのフラット(G♭)」は同じ音

のことを言っています。

 

また、白鍵が隣り合うところもシャープの場合と同じ要領。

「ファのフラット(F♭)=ミ(E)」
「ドのフラット(C♭)=シ(B)」

となります。

 

 

 

♯と♭の有効期限と解除

音符のすぐ左隣に付けられた♯や♭は、臨時記号と呼ばれるその時だけの合図。

いったん付けられた臨時記号は、その小節が終わるまで有効です。

ロック解除

ComMktによるPixabayからの画像

 

 

臨時記号はその小節が終わるまで有効

たとえば上の楽譜の場合、4つ目の音符に♯が付いているので、5つ目以降の音符は何も記号がなくても♯を付けて演奏します。

つまり、4つ目の音以降はすべてソのシャープ(G♯)になるのです。

 

 

♮ナチュラル

では、この場合はどうなるでしょうか?

 

 

6つ目の音に何かついていますね?

 

これは「♮ナチュラル」といって、それまでの記号を打ち消す役割を果たします。

4つ目の音符に付けられた♯はここで取り消しとなり、ふつうのソ(G)に戻ります。

 

 

ソメイP
ソメイP
このルールは♭の場合も同じ。
小節内で有効だった♭も、♮が書かれたらそこから打ち消されて元の音に戻ります。

 

 

記号についてはここまで。
次回は「音程」について知っていきましょう↓↓↓

ギターを弾くサル
【音楽理論これだけは】③音程を理解して音と音の距離を表そう

音と音の距離を意味する「音程」。理論を抜きにしても、歌や楽器を演奏するうえで意識しない人はいないでしょう。スケールやコードの基礎にもなるので、じっくり理解しましょう。

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