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初心者向け音楽理論

【音楽理論これだけは】④音階(スケール)は規則性に従うだけ

2020年10月4日

階段

 

ソメイP
ソメイP
少しずつ音楽理論らしくなってきたね。
今回は音階(スケール)について覚えよう。
さくらだくん
さくらだくん
音階?ん~なんか難しそうだなぁ。
ソメイP
ソメイP
要は音の並び方のことだよ。
規則性がわかれば難しいものではないから、まずはいったん最後までさっと読み進めてみて。
わからないところは、後からまたじっくりと読み直してみてね。

 

 

音階

音階というは、音の並び方のこと。

まずは、基本となるダイヤトニックからメジャー・スケールまでを、ざっくりみていきましょう。

line of people

 

 

音階(スケール)とは?

音階おんかいとは音の配列、つまり並び方のこと。

音階は

C・C#(D♭)・D・D#(E♭)・E(F♭)・F(E#)・F#(G♭)・G・G#(A♭)・A・A#(B♭)・B

という12個の音のうち、7つの音を規則的に並べます。

文字通り、階段のように7音を積み重ねるから「音階」なんですね。

 

ここからは半音全音で説明するから、「え?何それ?!美味しいの??」というあなたは、先に音程について解説したページを読んでくださいね。

ギターを弾くサル
【音楽理論これだけは】③音程を理解して音と音の距離を表そう

音と音の距離を意味する「音程」。理論を抜きにしても、歌や楽器を演奏するうえで意識しない人はいないでしょう。スケールやコードの基礎にもなるので、じっくり理解しましょう。

続きを見る

 

 

全音階(ダイヤトニック・スケール)

すべての基本になる音階が、全音階(ダイヤトニックスケール)です。

全音5つと半音2つからなる音階で、その中に長音階(メジャー・スケール)や短音階(マイナー・スケール)などがあります。

 

たとえば、ピアノで見た時に白鍵だけを使うダイヤトニック・スケールは

「ド レ ミ ファ ソ ラ シ(CDEFGAB)」

または

「ラシドレミファソ(ABCDEFG)」

です。

 

ここではわかりやすくCから始めましたが、ダイヤトニック・スケールは12音すべてを基準に作ることができます。

 

 

さくらだくん
さくらだくん
ダイヤトニック・スケール以外にもスケールの種類ってあるの?
ソメイP
ソメイP
半音階(クロマティック・スケール)全音音階(ホールトーン・スケール)っていうのがあるんだけど、それは中・上級者向けの知識。
初めはまずダイヤトニック・スケールをマスターしようね。

 

 

長音階(メジャー・スケール)

長音階(メジャー・スケール)とは、1オクターブ(8音)の音が下から

全音全音半音全音全音全音半音

という間隔で並んだ配列のこと。

 

たとえば、わかりやすくピアノでいうと白鍵だけを使うメジャー・スケールの場合、


 

1つ目の音(=主音)がC(ハ)なので、この音階のことを「Cメジャー・スケール(ハ長調音階)」といいます。

 

C(ハ)に限らず、同じ「全・全・半・全・全・全・半」の間隔で並んでいたら、主音が別の音でもメジャー・スケールです。

たとえば、

この音階は主音がF(ヘ)なので、「Fメジャー・スケール(ヘ長調音階)」ということになります。

 

 

さくらだくん
さくらだくん
「全・全・半・全・全・全・半」て、なんか呪文みたいだね。

 

 

メジャー・スケールは避けて通れない

ポップスやロックといった現代音楽には、「キー(調)」という概念が付いて回ります。

メジャー・スケールはそのキーを作る重要な要素で、考え方の基礎。

 

ほかにも、

コード(和音)の構成音を把握するため
・ギタリストやキーボーディストがソロを考えるとき
・ベーシストがベースラインを考えるとき
・ボーカリストがコーラスワーク(ハモり部分)を考えるとき

などさまざまな場面でメジャー・スケールが役立ちます。

 

 

 

短音階(マイナー・スケール)

ここまで解説してきたメジャー・スケールが“明るい響き”を感じるのに対して、短音階(マイナー・スケール)“暗い響き”に聴こえるのが特徴です。

マイナー・スケールもメジャー・スケールと同じ、音の並び方のこと。7つの音を規則的に並べます。

ただし、マイナーの場合は3種類あるのがクセ者。

 

 

自然的短音階(ナチュラル・マイナー・スケール)

自然的短音階(ナチュラル・マイナー・スケール)とは、1オクターブ(8音)の音が下から

全音半音全音全音半音全音全音

という間隔で並んだ配列のこと。

 

たとえば、こちらもピアノで白鍵だけを使うナチュラル・マイナー・スケールの場合、

1つ目の音(=主音)がA(イ)なので、この音階のことを「Aナチュラル・マイナー・スケール(イ短調自然的短音階)」といいます。

 

 

和声的短音階(ハーモニック・マイナー・スケール)

和声的短音階(ハーモニック・マイナー・スケール)とは、ナチュラル・マイナー・スケールの7つ目の音(全音)を半音上げた音階。

全音半音全音全音半音増2度(=全音半音半音

という配列になります。

「これぞマイナー・スケール!」というエモい音階ですね。

 

 

旋律的短音階(メロディック・マイナー・スケール)

旋律的短音階(メロディック・マイナー・スケール)は、ハーモニック・マイナー・スケールの第6音を半音上げた音階で、配列は

全音半音全音全音全音全音半音

です。

また、メロディック・マイナー・スケールだけは前述の2つのマイナー・スケールと違って、上昇時と下降時が違うというひっかけが隠されています(!)。

下降時はナチュラル・マイナー・スケールと同じです。

 

 

さくらだくん
さくらだくん
なんかマイナー・スケールになった途端、頭がこんがらがっちゃった…。
ソメイP
ソメイP
初心者の優先順位としては、まずはメジャー・スケール。
次にマイナー・スケールだけど、1つ目のナチュラル・マイナー・スケールだけ先に覚えましょう。
これら2つを覚えるためなら、ハーモニックとメロディックは後回しでもOK!
さくらだくん
さくらだくん
確実に自分のものにしていくことが大切なんだね!

 

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