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ボーカリストにお役立ち

【基本の歌声3種盛り】その②ヘッドボイスをマスターしよう!

2022年6月28日

 

さくらだくん
さくらだくん
この前おしえてもらったチェストボイスと同じく、ヘッドボイスも基本なの?
ソメイP
ソメイP
ジャンルを問わず、ボーカリストならまずおさえておきたい歌声だよね。
さくらだくん
さくらだくん
裏声とどう違うの?
ソメイP
ソメイP
ヘッドボイスも裏声だよ。
裏声には、ヘッドボイスとファルセットがあるんだ。
ヘッドボイスを覚えたら高音で自在に歌えるようになるから、がんばって練習しようね!

 

チェストボイスについてはこちら↓↓↓で解説しています。

 

 

 

ヘッドボイスとは

ボーカリストに欠かせない基本の歌声として、ボンジンミュージックではチェストボイス・ヘッドボイス・ミックスボイスをシリーズでご紹介。

前回のチェストボイスに続いて、今回は「ヘッドボイス」です。

ほかの2つとあわせて、ぜひマスターしましょう。

 

 

ヘッドボイスとは

頭の上から出すようなイメージで発声すると、声が頭に共鳴きょうめいします。

これがヘッドボイスです。

日本語で頭声とうせいとも呼ばれます。

 

昔、学校で音楽の時間に先生から「頭のてっぺんから声を出してぇ~!」と習った人も多いのではないでしょうか。

まさにこれがヘッドボイスの発声方法。

オペラのソプラノ歌手の声を思い出してもらえると、わかりやすいはず。

 

同じ裏声区に分類される「ファルセット」が息れの多い声なのに対して、ヘッドボイスは息れが少なく、しんのあるくっきりとした印象の声です。

ミックスボイス習得のためにも必要な歌声なので、早めにマスターしておくと良いでしょう。

 

 

ヘッドボイスで歌うメリット

あこがれのミュージシャンみたいに歌いたいのに、高音がかすれてしまったり、弱々しくなってしまったりしたことはないですか?

また、たとえその時は高音が歌えていても、後からのどが痛くなってしまったり。

 

ヘッドボイスをマスターすれば、輪郭りんかくのハッキリした高音が出せるうえ、長時間歌っても声がれたりのどが痛くなったりしづらくなります。

またヘッドボイスは、ファルセットなどと比べて息れが少ないぶん省エネ

声量を落とさず、ロングトーンで歌いたいときにもぴったりです。

サビなど、曲の聴かせどころで声が弱々しくなることなく歌えるので、表現にも説得力が出るでしょう。

 

 

 

 

 

ヘッドボイスの出し方

ヘッドボイスの必要性が理解できたら、実際にヘッドボイスの練習に入りましょう。

のどの開きや声帯閉鎖せいたいへいさといった、チェストボイスとの共通点が多いので、先にそっちを復習しておくことをオススメします。

 

 

ヘッドボイスの出し方その①を開く

ヘッドボイスもチェストボイスと同じく、まずはのどを開くのがポイントです。

軟口蓋なんこうがい(口の天井にある骨のないやわらかい部分)を上げて、喉仏のどぼとけを下げます。

そうやってできた口の奥の空間を、広くたもちましょう。

 

「?」な人は、あくびをしてみるとわかりやすいかもしれません。

あくびをすると、上あごが上がって舌根ぜっこん(ベロの根元)が下がるので、自然とのどの奥が広がった状態になっているはず。

 

 

ヘッドボイスの出し方その②声帯を閉じる

①の感覚をつかんだら、裏声(ファルセット)を口の奥の空間にひびかせます。

高めの音を出すのが良いでしょう。

 

できるようになったら、次にのどは開いたまま裏声で「m」や「n」(マ行やナ行)の音を発声してみてください。

これも高めの音からスタートして、徐々じょじょに高音に上がるにつれ息の量を減らします。

ここでもやはり、チェストボイスと同じく声帯閉鎖せいたいへいさがポイントです。

れが多い人は、まずは声帯閉鎖せいたいへいさの感覚をつかみましょう。

 

 

ヘッドボイスの出し方その③頭にひびかせる

①と②の感覚がわかったら、裏声を頭の先から遠くに飛ばすようなイメージで発声しましょう。

次にそれを、また先ほどと同じく「m」や「n」(マ行やナ行)で練習します。

 

なお、ヘッドボイスは「頭声とうせい」という名前のとおり頭にひびかせる声ですが、実際に頭から声が出るというわけではありません。

ひびくのは、口の奥にある咽頭腔いんとうくう

頭から出すイメージをすることで、軟口蓋なんこうがいが上がり口の奥が広がるので、共鳴きょうめいしやすくなるという仕組みです。

 

 

さくらだくん
さくらだくん
イメージまじ大事だYo!

 

 

ヘッドボイス発声のポイント

何度も言うように、ヘッドボイスは同じ裏声でもファルセットのような息れがありません。

それでいてキンキンしたひびきではなく、やわらかさも残っているのが魅力です。

れさせないためには、またもや前述の声帯閉鎖せいたいへいさがカギ。

とはいえ、逆に声帯をがっちり閉じすぎると音がキンキンしてしまいます。

 

また、高音にありがちな喉締のどしめ声」にも要注意。

「ママママ」や「ムムムム」など、言葉によって口の形が変化しても、のどを開いたまま発声できるように練習しましょう。

 

 

さくらだくん
さくらだくん
おいらこれから毎日練習して、安定した高音を出せるようになるぞ!
ソメイP
ソメイP
しばらく練習してものどの開きや声帯閉鎖せいたいへいさの感覚がわからない人や、いち早く正しいヘッドボイスが使えるようになりたい人は、プロのトレーナーに見てもらうと良いでしょう。

 

 

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