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【基本の歌声3種盛り】その③ミックスボイスをマスターしよう!

2022年8月4日

Полина АндрееваによるPixabayからの画像

 

ソメイP
ソメイP
チェストボイスヘッドボイスをマスターしたら、最後は「ミックスボイス」の練習に入るよ。
さくらだくん
さくらだくん
ミックスボイスってどんな歌声だったっけ?
ソメイP
ソメイP
地声と裏声の中間のような声で、「ミドルボイス」とも呼ばれるね。
これができると高い音も地声のような強い響きになるんだ。
さくらだくん
さくらだくん
地声と裏声のイイトコ取りってことか!

 

 

まだチェストボイスとヘッドボイスの回を読んでない人は、先にチェケラ↓↓↓

【基本の歌声3種盛り】その①チェストボイスをマスターしよう!

いくつも種類がある歌声の中の「チェストボイス」について、詳しく解説しています。チェストボイスをマスターして、響きの良い歌声を手に入れましょう。発声の基礎が詰まっているので、この先ヘッドボイスやミックスボイスを習得したい人も必見です。

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【基本の歌声3種盛り】その②ヘッドボイスをマスターしよう!

基本の歌声2つ目は「ヘッドボイス」。裏声にはヘッドボイスとファルセットがあって、息漏れが少ないのがヘッドボイスです。高音を自在に歌えるようになるためにも、早めにマスターしておきましょう。

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ミックスボイスとは

どのジャンルのボーカリストもおさえておきたい、3タイプの歌声マスターシリーズ。

チェストボイスとヘッドボイスに続いて、最後はミックスボイスについて解説します。

 

 

ミックスボイスとは

ミックスボイスとは、その名のとおり地声と裏声を混ぜたような声質のこと。

それぞれの中間という意味で「ミドルボイス」とか、日本語で中声ちゅうせいとも呼ばれます。

中~高音域で使いますが、これを習得しゅうとくしたら裏声で出すような高い音も地声のような強さで発声できるので、使いこなせると便利。

多くのメジャーアーティストたちも、おもにサビの部分で使っています。

 

 

ソメイP
ソメイP
ミックスボイスとミドルボイスを別ものと定義する人もいますが、ボンジンミュージックでは同じものとしてお伝えします。

 

 

 

ミックスボイスで歌うメリット

そもそも、ほとんどの人が高音域では声が細くなりがち。

しかし、ミックスボイスを使えば、高い音でもハリのある声を聴かせることができます。

 

地声のような力強さと、裏声のような豊かな響きをあわせ持つのがミックスボイス。

地声と裏声のどちらを多く混ぜるかによって、声の響きやかたさが違ってくるのも魅力です。

一流アーティストの中には、曲によって「かため」か「やわらかめ」か使い分けをしている人も。

さらに、ミックスボイスをマスターすると、高い音を地声で無理に出そうとしてのどいためる、いわゆる喉締のどじめ声」がふせげます

曲の途中で力が入るあまりに、声がひっくり返るようなこともなくなるでしょう。

 

 

さくらだくん
さくらだくん
メリットしかないじゃん!

 

 

 

ミックスボイスの出し方

ミックスボイスの必要性がわかったところで、習得しゅうとくに向けて練習をしましょう。

高音域を歌うためにヘッドボイスやファルセット、そしてミックスボイスを自由に使い分けられるようになるのが、目標です。

 

 

まずはファルセットをおさらい

ファルセットとは、いわゆる「裏声」です。

ヘッドボイスも裏声の一種ですが、ファルセットの方が息の成分が多いので、軽やかで優しく聴こえます。

声帯を弱い力で閉じるため、息をたくさん消費する発声方法です。

苦手な人は、先にファルセットを練習しましょう。

 

まず、母音の「オ」を発音するときの口で「Fu~」と息を出すように発声してみてください。

頭の方に響く感覚をつかみましょう。

次に、「Ho~」と発声しながら真ん中の「ド」(C4/midC)の音を4はく、続いてすぐその1オクターブ上の「ド」(C5)を4はく伸ばします。

レ・ミ・ファ…と音階を上がって、それぞれ一定できれいに伸ばせるようになるまで練習してください。

れてきたら4はくをゆっくり、音階も高くしていきましょう。

 

 

ソメイP
ソメイP
口を「トランペットのベル」とか「アサガオの花びら」のような形にすると、ぐんと声が通るようになるよ。

 

 

 

を開いて声帯を閉じる

のどの開きや声帯閉鎖せいたいへいさについては、チェストボイスヘッドボイスのページでお伝え済み。

繰り返しになるので、ここでは省略します。

 

 

 

鼻腔(びくう)で響かせる

のどを開いて声帯せいたいを閉じ、声を鼻腔共鳴びくうきょうめいさせるのがミックスボイスです。

鼻腔びくうは鼻の奥にある空間のことで、歌うのに欠かせない共鳴腔きょうめいくうのひとつ。

 

鼻腔共鳴びくうきょうめいの感覚をつかむにはハミング、つまり鼻歌の練習がオススメです。

ハミングをしたときに、鼻の奥がビリビリと振動しんどうしていたら共鳴ができている証拠。

実際にそーっと鼻にれてみると、わずかな振動しんどうを感じるはず。

まずはこのハミングを低い音から高い音まで音階練習して、次に「n~Ma~(ン~マァ~)」と1音ずつ口を開いて鼻腔共鳴びくうきょうめいを確認。

仕上げに、口を開いた状態でも高い音まで鼻腔びくうに響かせる発声ができるように音階練習します。

喚声点かんせいてん(地声から裏声に切り替わるポイント)に来ても、スムーズに高い音が出せるようになることを目指しましょう。

 

 

さくらだくん
さくらだくん
猫みたいに、「ニャニャニャ」とか「ミャミャミャ」で音階練習をするのもオススメ。

 

 

 

ミックスボイス練習時のポイント

上記すべてのミックスボイスに必要な要素を練習したのに、うまく発声できないという人は、基本ポイントをチェックしましょう。

 

まずは姿勢

猫背になっていたり、あごが上がったりしていませんか?

正しい姿勢は、すべての発声の基礎となります。

 

次に、腹式呼吸も基本中の基本。

ファルセットやハミングの練習のときも、腹式呼吸を忘れずに。

一方で、正しい姿勢で腹式呼吸が意識できているという人でも、高音になるとつい余計な力が入ってしまうことが少なくありません。

ミックスボイスは、高音域を楽にしてくれるためのもの。

肩や首まわり、もちろんのどをふくめ、全身をリラックスさせることが大切です。

 

 

さくらだくん
さくらだくん
ミックスボイスの練習がんばるぞ!
かたくしたりやわらかくしたり、響きを調節できるようになれたら最強だよね!
ソメイP
ソメイP
自分のクセがわからない人や、少しでも早く正しいミックスボイスをマスターしたい人は、マンツーマンのボーカルスクール で見てもらうのが確実です。

 

 

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