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【基本の歌声3種盛り】その①チェストボイスをマスターしよう!

2022年6月20日

PexelsによるPixabayからの画像

さくらだくん
さくらだくん
ソメイPはこの前、基本の歌声チェスト・ヘッド・ミックスの中でも「チェストボイスがいちばん大事」みたいに言ってたよね?
ソメイP
ソメイP
ジャンルを問わず必要な歌声だし、発声の基礎が詰まってるからね。
さくらだくん
さくらだくん
でもチェストボイスって、具体的にどうやって出すの?
ソメイP
ソメイP
じゃあ今回は、そのチェストボイスについて詳しくみていこう。

 

※声の種類についてはこちら↓↓↓で解説しています。

 

チェストボイスとは

以前、歌声にはいろんな種類があることをお伝えしました。

中でもチェストボイス・ヘッドボイスミックスボイスは、ボーカリストなら誰もがおさえておきたい3つです。

今回はその中の「チェストボイス」について、詳しくご紹介しましょう

 

 

チェストボイスとは

チェストボイスとはChest(チェスト)、つまり胸に響かせる声のこと。

日本語で胸声きょうせいとも呼ばれます。

 

低い声を発しているときに胸に手を当てると、そこに響く感じがするのがわかるでしょう。

これがチェストボイスの基礎です。

意識的にトレーニングをしなくても、これだけなら誰でもできていると思います。

 

ふだん話をしているときの声(=地声)に近いのですが、ただの地声が無意識に発声した自然な声である一方、チェストボイスは意識的に響かせる声です。

体に響かせるので声に深みが出ます。

低音域を強化したい人はもちろん、発声の基礎がつまっているので、歌が上手くなりたいならぜひマスターしておきましょう。

 

 

チェストボイスで歌うメリット

そもそも地声に近いため、自分の声が持つ本来の特徴が出やすいのが、チェストボイス最大の魅力。

そのうえ低音域にしんができるので、歌に安定感が生まれます。

人前でのスピーチや日常会話でも、チェストボイスで話すと堂々とした印象を与えるでしょう。

 

また、チェストボイスの太さや迫力はくりょくは、ロックなど音に厚みのあるジャンルや力強く表現したい曲にぴったり。

そのため、日ごろから歌声が弱々しいという悩みを抱えるボーカリストは特に、チェストボイスをきたえることをオススメします。

さらに、チェストボイス習得のメリットは表現に関してだけではありません。

胸腔きょうくうに響かせるので基本的な声量がアップし、低音域だけでなく高音域も出しやすくなるでしょう。

 

 

 

 

チェストボイスの出し方

では、ここからはいよいよチェストボイスの出し方をご紹介。

チェストボイスには次に挙げる2つの要素が必要です。

ひとつずつ感覚をつかみましょう。

 

 

チェストボイスの出し方その①を開く

チェストボイスをマスターするための第一歩は、のどを開くことです。

のどを開く」と言われても「???」となる人が多いと思いますが、要するに口の奥にある空間を開いて共鳴させるということ。

具体的には、軟口蓋なんこうがいを上げて喉仏のどぼとけを下げます。

 

軟口蓋なんこうがいとは、口の天井にある骨のないやわらかい部分のこと。

したの先でも確認できるでしょう。

一方の喉仏のどぼとけは、男性なら鏡で自分の首元を見ればわかりますね。

女性の場合はわかりづらいので、のどに手を当てて確認してみてください。

つばを飲み込んだときに動く部分です。

 

軽く口を開けて軟口蓋なんこうがいを上げ、喉仏のどぼとけが下がった状態で口から軽く息を吸うと、のどの奥に空気が通ってすずしく感じられるはず。

これが、のどが開いた状態です。

 

さくらだくん
さくらだくん
のどが開いた感覚をつかむには、あくびをしてみるのもわかりやすいかもね。

 

 

チェストボイスの出し方その②声帯を閉じる

チェストボイスは、声帯がしっかりと閉じられている発声です。

声帯とは、喉仏のどぼとけの奥にある2枚のひだ。

両方のひだがくっつくことで、息が声に変わります。

これがしっかり閉じていない、いわゆる「息漏いきもれ声」にならないよう、声帯を完全に閉鎖へいささせる感覚をつかみましょう。

 

練習としてはまず体をリラックスさせて、ステップ①の「のどを開いた状態」で呼吸します。

そして、いている途中で息を止めてください。

このとき、のどではなく腹筋で止めるのがポイントです。

れてきたら、息に声を乗せて低い音域での音階練習をすると良いでしょう。

声帯閉鎖へいさの練習には、以前に紹介している「エッジボイス」もオススメです。

 

ソメイP
ソメイP
これら2つの要素をマスターしたら、きっと胸に手を当てたときに、前より歌声が響くようになっているはず。

 

 

チェストボイス発声のポイント

「せっかく練習したのに、前より響くようになんてならないじゃないか!」とお怒りのアナタは、次の3つのポイントができていないのかも。

いまできているという人にとっても忘れちゃいけない重要ポイントなので、覚えておきましょう。

 

姿勢

チェストボイスの発声にも、正しい姿勢が必要です。

そもそも歌に限らず、呼吸による空気をはいに入れるためには、体がまっすぐになっている必要があります。

猫背だと十分な空気の出し入れが難しいだけでなく、気道が曲がってのどを痛めることにもなりかねません。

 

※ただしい姿勢の取り方はこちら↓↓↓

 

脱力

チェストボイスを発声するためには、余計な力の入っていないリラックスした状態であることも条件です。

体が固くなっていると、声を体に響かせることができません。

のどはもちろん、首や肩の脱力だつりょくもクセづけましょう。

 

声は胸に、顔はまっすぐ

前述した2つの要素をマスターしたら、鼻腔びくうで響く声を胸に落とすようなイメージで発声しましょう。

また、多くの人は慣れてくると意識が薄れて、あごが上がりがち。

すると、口の奥で喉仏のどぼとけも一緒になって上がってしまうので、口の奥の空間がせまくなってしまいます。

もちろん、逆にあごを下げすぎるのも気道をせばめるのでNGです。

喉仏のどぼとけが常に下がった状態になるよう、顔はまっすぐ前を向いてください。

 

 

ソメイP
ソメイP
いかがでしたか?
のどを開いたり声帯を閉じたりするのは、チェストボイス以外の歌声をマスターするのにも役立つから、早めにコツをつかんでおくことをオススメします。
さくらだくん
さくらだくん
よし!おいらもすぐにチェストボイスをマスターするぞ!

 

 

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