



いまでもよくドラマやCMで使われてるから、聴いたことある曲がいっぱいあるはず。
アース・ウィンド&ファイアーってどんなバンド?
ファンク・バンドの代表格アース・ウィンド&ファイアー。
キャッチーなメロディーと美しいボーカルハーモニー、パワフルな管楽器をフィーチャーした彼らの音楽は、ディスコ/ダンスミュージック初心者にもオススメです。
アース・ウィンド&ファイアーの歴史
すでにプロミュージシャンとして活動していたモーリス・ホワイト(vo)が、1969年シカゴで「ソルティ・ペッパーズ」という前身グループを結成。
その後、「アース・ウィンド&ファイアー(Earth, Wind & Fire)」(※以下EWF)と改名し、弟のヴァーダイン・ホワイト(b)らを含む10人の大所帯バンドに。
1970年に、ワーナー・ブラザーズからレコード・デビューも果たしたのですが、この時は鳴かず飛ばずでいったん解散します。
しかし1972年にコロムビア・レコードに移籍し、フィリップ・ベイリー(vo)やラルフ・ジョンソン(per)を新たに加えて再出発。
華やかなディスコ・サウンドで、世界的な人気を博す大物バンドとなりました。
↓↓↓サイヤ人的センスが光ってます。チープな映像技術も1周回ってイイかんじ♪
アース・ウィンド&ファイアーの実績と現在
日本でもいまだに根強い人気を誇るディスコチューン『セプテンバー(September)』をはじめ、『宇宙のファンタジー(Fantasy)』や『レッツ・グルーヴ(Let’s Groove)』など、多くのヒット曲を持つEWF。
ファンクやディスコが全盛だった、70~80年代を代表する存在です。
10枚以上のゴールド&プラチナ・アルバムに加えて、ビルボード・チャートTop10に入ったシングルも10曲近く。
全世界でのトータルセールスは、およそ9千万枚にも及びます。
業界からの評価も当然高く、グラミー賞は6回受賞。
2000年には、ロックの殿堂入りも果たしました。
1970年代から何回か活動停止と再開を繰り返してきましたが、現在もバンドは継続中。
フィリップとヴァーディン、ラルフの3人と、それを支えるサポートミュージシャンたちが精力的にライヴ活動を行っています。
アース・ウィンド&ファイアーのコンセプト
EWFは、同じ時期に流行っていたファンクやディスコといった同ジャンルのグループ、シンガーの中でもひときわ異彩を放つ存在でした。
ハイ・クオリティなサウンドに乗せるのは、平和や精神世界、愛といったメッセージ。
ステージ衣装は、アフリカ先住民風とも宇宙服風とも受け取れる、とにかく派手な印象。
加えて、アルバムジャケットもSFチック、かつ宗教や古代文明を彷彿とさせる怪しげなアートワーク。
そんな独自の世界観、いや宇宙観をコンセプトにしていたためか、日本で売り出されたときに付けられる“邦題”も独特でした。
『太陽神(All 'N All)』や『黙示録(I Am)』、『創世紀(Powerlight)』などなど…レコード会社の担当さんのセンスに脱帽です。

(↑これがその『太陽神(All 'N All』)
そもそもバンド名も、占星術の本を読んだモーリスが、自分の星座(射手座)には土・風・火の要素があるという理由で名付けたのだとか。
とはいえ、そんな異色な集団が放つポジティブでパワフルなメッセージが、今なお世界中の人々を勇気付けているのだから、コンセプトは大正解だったといえますね。

↓↓↓歌詞の1節から付けたと思われる邦題『宇宙のファンタジー』。モーリスのパーカスにも注目。
昔は洋楽は邦題をつけて売り出すのが当たり前でしたが、その中でもEWFの曲名やアルバム名は秀逸。ぜひジャケと一緒に邦題の妙も味わっていただきたい。映像セットでお買い得です↓↓↓
アース・ウィンド&ファイアーの魅力
異色で目立っていたことだけが、EWFの魅力ではありません。
彼らが人気を博した理由をいくつかお伝えしましょう。
サウンド
1970年代後半、全盛期のEWFはソウルフルなテノールボイスのモーリスと、そこに絡むフィリップの印象的なファルセット、「フェニクス・ホーンズ」による重厚なホーンセクションが特徴でした。
多くの人がイメージするEWFのサウンドは、この頃の音でしょう。
しかし、1980年に入ったころから勢いは徐々にパワーダウン。
その後、フェニクス・ホーンズを外してシンセを採用したあたりには、人気が低迷。
さらにEWFの2枚看板、まずフィリップが、続いてモーリスもそれぞれソロ活動で成功をおさめたことで、残念ながらEWF黄金期は終息をむかえました。
↓↓↓フィリップがソロ活動としてフィル・コリンズと組んで大ヒットした『Easy Lover』。2人とも若いw
クロスオーバー
EWFサウンドの魅力は、ひとことでいうと“クロスオーバー”。
ファンク、ディスコ、R&B、ジャズ、ポップ、アフリカン…幅広いジャンルの音楽とカルチャーの垣根を越えて、自分たちのカラーにしていました。
さらには、デイヴィッド・フォスター(セリーヌ・ディオンやチャカ・カーンなどを手掛けた大物プロデューサー)やTOTOのメンバーなど、黒人も白人もキャリアも関係なく良いミュージシャンを起用していたのも、EWF式クロスオーバーといえます。
↓↓↓天才デイヴィッド・フォスターを、いち早く起用したのが大正解だった名バラード。
名将モーリス
バンドの創設者で長くリーダーを務めていたモーリス・ホワイト(Maurice White)無くして、やっぱりEWFは語れませんね。
EWFではリードボーカルのイメージが強い彼ですが、実は20代の頃からラムゼイ・ルイス(グラミー賞も受賞するジャズ・ピアニスト)のツアーに出ていた、パーカッション/カリンバ奏者でもあります。
そしてもちろん、作曲者でもプロデューサーでもあったモーリスはEWFにとどまらず、さまざまなアーティストをプロデュースして成功しています。
恩人ラムゼイ・ルイスをはじめ、ザ・エモーションズやデニス・ウィリアムスをスターダムに押し上げ、ウェザー・リポートやバリー・マニロウともコラボしました。
そんな多才なスーパーマンだった彼ですが、パーキンソン病を患った90年代半ばからは第一線を退き、EWFに関してもフィリップに実権を渡しています。
そして残念ながら2016年2月3日74歳で逝去していますが、すごいのはモーリスの闘病中も亡き後も、EWFが活動を続けていること。
“ミスターEWF”モーリスの残した軌跡は輝き続け、今日もまた世界のどこかで新たなファンを獲得しているのです。
↓↓↓最後はそんなモーリスの、ギャグみたいなおでこが気になる『セプテンバー』のライヴverを。
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