声質も音程も良かったのに、なんでだろう?
楽器演奏にはもちろん、歌にもリズム感は絶対に欠かせないからね。
リズム感を良くしたいなら、こっちも要ちぇき↓↓↓
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【ツッコミ癖ものっぺり印象もNG!】休符の意味を考えよう
ボーカリストも声を出している(音符)部分に意識がいきがちですが、実は音楽には音符よりもむしろ休符が大切。優れた作曲家や演奏家はみんな休符の意味をわかっていて、巧みに使っています。
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リズム感の良いボーカリストはココが違う!
聴く人を惹きつけるリズムは、歌うま要素のひとつでもあります。
リズム感の良いボーカリストは、どのようにリズムを捉えているのでしょうか?
【前提】誰にでも伸びしろがある!
歌のリズム感は、ボーカリストの必須スキルです。
ところが、特に初心者ボーカリストにありがちなのが、音程を合わせることだけに気を取られてリズムがおろそかになるパターン。
しかし、ミュージシャンの間でよく「ノリ」とか「グルーヴ」とか呼ばれる、音楽の心地よさを出すためにも、リズムの良さは欠かせません。
という話をすると「自分にはリズム感がないからダメだ」と言う人がいますが、あきらめる必要ナッシング!
大人になってからでも、リズム感を良くすることは可能です。
リズム感の良い人は「聴き方」が違う
あなたはふだん音楽を聴いているとき、何の音を中心に聴いていますか?
歌にリズム感がない人はボーカルパートのみ、またはギターソロやキーボードソロといった、目立つ音だけを聴きがち。
リズム感の良いボーカリストは、“リズムセクション”とか“リズム隊”と呼ばれる、ドラムやベースなどのリズムパートを重点的に聴いています。
また練習のときも、歌のリズム感はバックの演奏と合っていることが基本ですが、リズム感の悪い人は自分の音程や発声の仕方にばかり気を取られています。
音程の練習以外、ましてやステージ本番は伴奏を含めた全体の音を聴きましょう。
リズム感の良い人は「裏拍」を常に意識
歌のリズム感が悪い人は基本的に、裏拍が取れていません。
たとえば、ポップスやロックといった音楽の基本リズムは8ビート。
つまり、4/4拍子なら1小節に八分音符が8つ入るのですが、
歌のリズム感が悪い人の多くは、これを表拍(1・3・5・7拍目)で取るくせがついています。
8ビートのリズムは裏拍(2・4・6・8拍目)。
ポップスやロックなどの音楽をやるうえで、裏拍は基本中の基本です。
ふだんから音楽を聴くときは、裏拍を意識して聴きましょう。
いまはまだ、上手に裏拍が取れなくても落ち込む必要はないよ。
リズム感の良い人は「全身」で取ってる
身体を使ってリズムを取ったことがないため、歌のリズム感が良くならないパターンも多く見かけます。
ただでさえリズムが苦手な日本人が直立不動で歌っていても、リズム感は身につきません。
文字通り、リズム感を“身につける”には、身体全体でリズムを取ることが大切。
手拍子や足踏みをしたり頭を振ったりして、全身でリズムを取りましょう。
シンプルに音楽を楽しむ意味でもオススメです。
リズム感チェック
ここまで、リズム感の良い人と悪い人の違いを説明してきましたが、実際に自分がリズム感が良いのかどうかは、なかなか自分では気付きづらいもの。
ぜひこの機会に、あなたのリズム感をチェックしましょう。
リズム感チェックの準備
まずはメトロノーム、またはメトロノームアプリを用意して、BPM=120(1分間に120回カツカツという音が鳴ります)に設定してください。
先ほどは八分音符で説明しましたが、今回は四分音符です。
まずはウォームアップから。
上の4つの四分音符を、メトロノームに合わせて繰り返し手拍子してみてください。
1・2・3・4・1・2・3・4…
どうですか?
メトロノームとぴったり一致するように叩くのも、意外と難しいのではないでしょうか?
リズム感チェックをしよう!
さて、ここからがリズム感チェック本番。
次は、先ほどの4つの四分音符のそれぞれの真ん中に、「と」を入れて数えます。
この「と」が入るところが、前項でも説明した裏拍です。
1 と 2 と 3 と 4 と 1 と 2 と 3 と 4 と…
この「と」のタイミングで手拍子を繰り返してみましょう。
3分間続けてみてください。
最後まで正確に裏拍を叩くことができましたか?
明らかにズレてはいないけれど、「ズレたかも…」と不安を覚えた人もいるでしょう。
しかし、それでは残念ながら優れたリズム感の持ち主とはいえません。
簡単リズム感トレーニング3選
リズム感を鍛える方法はいろいろあるので、自分に合ったやり方を見つけて、そしてぜひ続けましょう。
続けるうちに必ず、あなたのリズム感はレベルアップします!
①メトロノームでトレーニング
メトロノームを使ったリズムトレーニングは、基本中の基本です。
管理人ソメイが、昔ボイトレ教室で教わったのもこのやり方でした。
内容はいたってシンプル。
先ほどのリズム感チェックでやった裏拍の手拍子を、トレーニングとして続けるのです。
チェックはBPM=120という早いテンポでしたが、トレーニングではBPM=60くらいからはじめて、できるようになったら70・80…とテンポを上げていきます。
またチェックは3分間でしたが、これも慣れてきたら1分ずつ長くしていって、10分くらい正確に裏拍が叩けるようになるのを目標にしてください。
②お気に入り曲でトレーニング
これは、ソメイ自身が長く続けているトレーニング方法。
そのむかし先輩にすすめられて、今でもよくやっています。
それは、外出時に好きな音楽(ある程度アップテンポなもの)を聴くときに、その曲のリズムに合わせて歩くという単純なもの。
「左足が表、右足が裏」というふうに、表拍と裏拍をどちらの足で踏むかあらかじめ決めておいて、その通りに歩きます。
するとあら不思議!
まるでその曲のレコーディングに、ドラマーとして参加しているような気分に。
身体を使って音楽にノッていると単純に楽しいので、トレーニングというより音楽の楽しみ方のひとつとしてもオススメできます。
③音ゲーでトレーニング
ゲームの中にも、楽しくリズム感をトレーニングできるものがたくさんあります。
いわゆる「音ゲー」と呼ばれるジャンルで、ゲームセンターで流行った「太鼓の達人」や「ダンスダンスレボリューション」あたりなら、やったことがある人も多いのではないでしょうか?
しかし、ゲームセンターに行かなくても、スマホのゲームアプリならいつでも気軽に音ゲーが楽しめます。
しかも無料で。
遊びながら楽しくリズム感を鍛えましょう。