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初心者向け音楽理論

【音楽理論これだけは】⑥音楽の基本3和音のコードとその一覧

2020年11月21日

三つ子

 

ソメイP
今回はいよいよ、コードについて覚えていこうね。
さくらだくん
うん、楽しみ!
でも、コードってたくさんあるんでしょ?おいらも覚えられるかな…?
ソメイP
初心者はまず、基本になるメジャーとマイナーのシンプルな三和音から。
それがわかっているだけでも、いろんな曲の譜面が読めるようになるからね。

 

 

コード(和音)とは?

ピアノやギターをやったことがある人なら、すでに知っているかもしれませんが、ポピュラー系の現代音楽に欠かせないコードというのは「和音」のことです。

初心者はまず基本となる三和音、中でも最も多く使われるメジャーコードとマイナーコードを覚えましょう。

 

ピアノやギターを弾く人はもちろん、ボーカリストや打楽器奏者のみなさんも理解しておくことを、強くオススメします。

コードを知ってるのと知らないのとでは、コード楽器の演奏者からの信頼度がぜんぜん違うので。

 

 

コード、ルート、コードネーム

CやG、Fmなど、楽譜の音符の上に、アルファベットが書かれているのを見たことはありませんか?

それがコードネームです。

 

 

コード

先にも言いましたが、コード(chord)とは和音わおんのこと

和音とは、2つ以上の音を同時に鳴らした音のことをいいます。

ちなみに、複数の音が同時に鳴っている和音に対して、1つの音が鳴っているのは単音です。

 

 

ルート

和音の基準となる音をルート(root)といい、日本語では根音こんおんと呼びます。

「根っこの音」という名前のとおり、コードのもとになっている重要な音。

ルートは和音の1度(第1音)です。

つまり最低音で、この音から3度上が第3音、5度上が第5音になります。

 

 

コードネーム

それぞれの和音につけられた名前が、コードネーム(chord name)です。

コードネームは、そのコードがどのような音で構成されているのかが、一目でわかるようにできていて、

①ルートの音名(英語)
②マイナーコードの場合だけ「m」(メジャーコードなら何も書かない)
③追加音やコードの性質

これらの情報が左から右へ順番に書かれています。

 

たとえばCメジャーセブンスなら

 

Fシャープマイナーセブンスフラットファイブなら

 

さくらだくん
ちょっ、マイナーフラット…え?!なにこれ??
ソメイP
ご安心を。
とりあえず今は、「コードネームってこういうルールで書かれているんだな」ってことだけわかれば、意味がわからなくても大丈夫だよ。

 

 

コードの種類と音の重ね方

さきほど、基本となる三和音から覚えましょうと言いましたが、というのもコードにも種類があって、三和音は3つの音を重ねたコードのこと。

4つの音を重ねたコードは四和音だし、5つの音を重ねたものは五和音です。

そのまんまですやんw

そして、そこからさらにメジャーコードやマイナーコードなど、さまざまな種類があります。

 

三和音・四和音・五和音…と音数を増やすときの音の重ね方にはルールがあって、基本的にはルートに3度・5度・7度…と奇数度を重ねていきます。

たとえば、Cmaj7(Cメジャーセブンス)というコードの場合、ルートC(ド)にまず3度上のE(ミ)、次に5度上のG(ソ)、さらに7度上のB(シ)と足していけば完成です。

 

 

 

三和音(トライアド)

四和音や五和音は、三和音にさらに音を1つ2つと足していったコード。

そのため、コードの基本は三和音なのです。

三和音はトライアド(triad)」とも呼ばれます。

 

 

三和音の種類

三和音は、前述したように3つの音が重なってできています。

3つの音の組み合わせ方にも種類があるのですが、ここでは名前だけ紹介しておきましょう。

  • メジャー(長三和音)
  • マイナー(短三和音)
  • オーギュメント(増三和音)
  • ディミニッシュ(減三和音)
  • フラットファイブ(減長三和音)
  • サスフォー

 

中でも、音楽を続けるうえで目にする回数が圧倒的に多いのが、メジャーマイナー

なので、他を覚えるのは後回しで大丈夫!

メジャーコードとマイナーコードがわかってきたら、こうしたコードでさらなるレベルアップを目指すのが良いでしょう。

 

 

メジャー・トライアド(長三和音)

メジャー・トライアド(長三和音)は、基準となる第1音(ルート)に長3度と完全5度を重ねた和音。

 

「長3度とか完全5度ってなんだっけ?」というあなたは、音程のページを読んでみてね。

 

 

ルート + 長3度 + 完全5度 = 長三和音

 

たとえばルートがC(ド)の音なら、そこに長3度となるE(ミ)と完全5度のG(ソ)を重ねたものが、「Cメジャーコード(C)」になります。

 

他の音がルートだった場合も同じ考え方。

ルートがD(レ)だったら、F#(ファ#)とA(ラ)を重ねれば「D」というコードの完成です。

 

 

マイナー・トライアド(短三和音)

マイナー・トライアド(短三和音)は、基準となる第1音(ルート)に短3度と完全5度を重ねた和音。

 

ルート + 短3度 + 完全5度 = 短三和音

 

たとえばルートがC(ド)の音なら、そこに短3度となるE♭(ミ♭)と、完全5度のG(ソ)を重ねたものが「Cマイナーコード(Cm)」になります。

 

メジャーと同じくルートが別の音でもルールは同じ。

ルートがF(ファ)だったら、A♭(ラ♭)とC(ド)を重ねれば「Fm」というコードの完成です。

 

 

 

コード一覧

繰り返しになりますが、メジャーとマイナーの三和音はさまざまなコードの基本です。

そんな、音楽を続けるうえで欠かせない基本のコードを一覧にしました。

メジャーとマイナーそれぞれの三和音を載せたので、楽器練習や読譜のときに役立ててください。

 

メジャー・トライアド マイナー・トライアド
コードネーム 基本和音 コードネーム 基本和音
C Cm
D♭(C#)     C#m(Dm)
D Dm
E♭(D#)       D#m(Em)
E Em
F Fm
G♭(F#)       F#m(Gm)
G Gm
A♭(G#)        G#m(Am)
A Am
B♭(A#)       Bm(A#m)
B Bm

 

 

ソメイP
次回はコード進行の基本、3コードとその役割について解説するよ。

 

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