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音楽ツウになれるマメ知識

【超定番】洋楽クリスマスソング★スタンダード12+3曲

2022年12月12日

 

ソメイP
ソメイP
さくらだくんは「クリスマスソング」といえば、なんの曲を思い浮かべる?
さくらだくん
さくらだくん
いちばんはやっぱ、『ジングル・ベル』だね。あとは『恋人たちのクリスマス』あたりかな。
ソメイP
ソメイP
日本でもほとんどの人が、子供のころクリスマスソングを歌ったはずだけど、1つひとつの曲については意外に詳しく知らないもの。

今回はそんな、昔ながらのど定番クリスマスソングをまとめて12曲解説するね。

 

 

~'30sの定番

まずは、スタンダードの中でも最も古くから愛されている曲たちから。

 

 

Silent Night(きよしこの夜) 1816年

今回ご紹介するスタンダードの中でも、最も古いのが、みなさんご存じのこの讃美歌さんびか

1818年のイブに初披露されました。

が、その2年前にはすでに、オーストリアの神父によって作詞は完成していたといいます。

 

もとはドイツ語で書かれているので、タイトルも『Stille Nacht(シュティーレ・ナハト)』

毎年よく耳にするのは、英訳バージョンだったんですね。

なお、和訳バージョン『きよしこの夜』は、80年代までは小学校の音楽の教科書にも載っていました。

 

 

90年代R&Bブームをけん引した、ボーイズⅡメンの美声はこちら↓↓↓

 

 

Jingle Bells(ジングル・ベル)  1857年

こちらも、かなり古くから世界中で歌いがれるクリスマスソング。

にもかかわらず、よく見ると歌詞にクリスマス関連のワードは出てこないから驚きです。

 

原曲は4番まであって、途中で女の子を乗せたりひっくり返ったりなどありますが、基本的には雪景色の中をソリで走るだけのお話。

特に、教訓や感動はありません(笑)。

また、この曲を子供のころ日本語で歌っていた人も多いと思いますが、訳詞にバージョンがいくつもあるのをご存じでしょうか?

昭和歌謡のスターで、「3人娘」と呼ばれた江利チエミ美空ひばり雪村いづみも、個々にこの曲をリリースしていますが、全て違う訳詞です。

 

 

ジャズ界きっての美女、ダイアナ・クラールが歌うとこんなかんじ.↓↓↓

 

 

Winter Wonderland(すてきな雪景色) 1934年

1934年に初レコーディングしたのは、リチャード・ヒンバー

以来、現在にいたるまで何百人というアーティストが、世界中でこの曲をリリースしています。

もともとはクリスマスソングではなく、冬の恋人たちが主役の歌詞でした。

しかし、1947年には雪遊びをテーマに書き換えた、お子さま向けバージョンが登場。

 

ちなみに、漣健児さざなみけんじの訳による日本語カバー『すてきな雪景色』には、「恋の歌」や「愛の言葉」といった言葉が並んでいます。

きっと、原詩の方をベースにしているのでしょう。

1964年には、あのNHK「みんなのうた」で放送されていました。

 

 

バンドの平均年齢も高そうな、トニー・ベネットver.↓↓↓いぶし銀の落ち着いた雰囲気が◎。

 

 

Santa Claus Is Coming to Town(サンタが街にやってくる)  1934年

和訳バージョンでは、「メリー・クリスマス!」を連呼しますが、原曲のキーワードはサンタクロース。

「サンタは良い子か悪い子かチェックしてるから、良い子にしてなきゃね!」という、PTAのおすみ付きがもらえそうな内容です(笑)。

 

1970年には、米ABC放送がこの曲をモチーフにしたパペットアニメを制作。

そこから毎年、クリスマスの時期に放送されてるようです。

DVD化もされているので、日本の子も観ることができます。

 

 

いまはCGアニメになりました↓↓↓

 

↑↑↑そんなアニメの世界に入った、ジャスティン・ビーバーのオフィシャルMV↓↓↓

 

 

 

'40sの定番

続いて、これまた名作ぞろいの1940年代の曲をご案内します。

 

 

White Christmas(ホワイト・クリスマス) 1942年

今でもいろんなところで耳にしますが、1990年公開のヒット映画「ホーム・アローン」のワンシーンは印象的。

主人公の少年が洗面台で、父親のアフターシェーブローションを使いながら歌真似してました。

 

オリジナルはビング・クロスビー

映画の主題歌にも使われ、アカデミー歌曲賞に選ばれています。

ほかにも、フランク・シナトラアンディ・ウィリアムスのバージョンが有名です。

日本でも山下達郎が、シングル『クリスマス・イブ』のカップリング曲としてカバーしています。

 

 

ジャズ界の貴公子、マイケル・ブーブレビング・クロスビーと共演している貴重映像(笑) ↓↓↓

 

彼のマイルドな歌声は、大人のクリスマスにおススメ↓↓↓

 

 

The Christmas Song(ザ・クリスマス・ソング) 1944年

制作者によると、夏の暑さの中で涼しいことを想像しながら過ごそうと思っているうちに、40分で完成した曲なのだとか。

ナット・キング・コールのバージョンが有名で、彼は1946年以降、アレンジやオーケストラを変えて計4回もこの曲をレコーディング。

最初の録音は、グラミー賞の殿堂入りを果たしました。

ちなみに、英語ではよく「Chestnuts Roasting on an Open Fire」や「Merry Christmas to You」が、サブタイトルとして表記されます。

 

そんなコールのデュエットver. ↓↓↓ジョン・レジェンドのソフトな声が見事にマッチ♪

 

 

Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!(レット・イット・スノー) 1945年

オリジナルは、ビッグ・バンドのリーダーでバリトン歌手のヴォーン・モンロー

当時のビルボードで、1位を獲得しています。

以降、この曲も数多くのビッグネームにカバーされていて、近年ではロッド・スチュワートマイケル・ブーブレがリリース。

2人とも、ビルボードのアダルト コンテンポラリー・チャートで 1 位になりました。

 

この曲も前述の『ジングル・ベル』などと同じく、歌詞にクリスマス関連のワードが登場しません。

雪の夜の恋人たちのお話です。

 

 

ディーン・マーティンは、この曲を1959年と1966年の2回レコーディングしています↓↓↓

 

 

Sleigh Ride(そり遊び) 1948年

映画音楽の天才ジョン・ウィリアムスをもって、「アメリカ軽音楽の巨匠」と言わせしめたリロイ・アンダーソンが作曲。

"曲名知らないけどみんなが知ってる"でおなじみ、『The Typewriter(タイプライター)』や『Bugler’s Holiday(ラッパ吹きの休日)』も、彼の作品です。

なので、完成当時はインスト曲で、歌詞は後から足されました。

 

歌の中で連呼しているGiddy up!ギディアップとは、馬に乗るときの掛け声。

日本語で言うところの「はいどう!」ですね。

この曲を聴くたびにディズニーランドを思い出すのは、私だけではないはず…。

 

 

ディズニーでそのまま流せそうなカーペンターズver. ↓↓↓ワクワク感ハンパない。

 

飽きのこないカレンの歌声だから、一生モノになる1枚↓↓↓

 

 

Rudolph The Red Nosed Reindeer(赤鼻のトナカイ) 1949年

みなさんご存じ、みんなからバカにされていた赤鼻のトナカイが、イブにその輝く鼻でサンタのソリを導くというストーリー。

「誰もが、生まれつきや個性を生かして活躍できる」という教訓が含まれています。

もともと、子供向けの物語として作られました。

それを作者の義兄弟が歌にした、というからスゴイ!

 

そんな赤鼻のトナカイには、立派な名前も。

ルドルフ(青鼻のチョッパーじゃないよ笑)といって、欧米ではみんながその名を知っています。

 

 

アメリカ人って、小さいときからこんなん聴いて育つんですね(;^ω^)↓↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=JKYa0ccP8hg

 

『サンタが町にやってくる』と並ぶ有名なアニメで、制作者も同じ。セットでそろえたいですね↓↓↓

 

 

 

'50sの定番

最後は、1950年代に発表されたクリスマスソングです。

 

 

Frosty The Snowman(フロスティ・ザ・スノーマン) 1950年

「Frosty」とは、「霜でおおわれた」という意味です。

歌詞は、子供たちが雪だるまに古いシルクハットをかぶせたら、元気に躍りだして一緒に遊んだ、というストーリー。

やがてフロスティはいなくなってしまうという、ちょっぴり切ないオチがありますが、出来の良いファンタジーとなっています。

 

1969年には、この曲を米CBS放送がテレビアニメ化し、のちに3作の続編も。

日本が誇るあの虫プロが、制作に関わってるようです。

 

 

太陽に照らされたり警官に追いかけられたり、歌詞を再現したエラ・フィッツジェラルドのMV↓↓↓

 

お得意のスキャットで歌いこなした、エラのクリスマスソング集↓↓↓

 

 

I Saw Mommy Kissing Santa Claus(ママがサンタにキスをした) 1952年

洋楽クリスマスソングには、よく「mistletoe(ヤドリギ)」という単語が登場します。

欧米では、ヤドリギはクリスマスに欠かせない植物で、玄関や天井など、いろんなところに飾る習慣が。

さらに、「ヤドリギの下でキスすると幸せになる」とか「ヤドリギの下にいる女性はキスを拒否できない」とか、キス関連の言い伝えも数多く存在します。

なのでこの歌でも、ママがサンタにキスをしてるのはヤドリギの下というわけ。

 

ちなみにこの曲、アメリカではコメディアンたちの恰好かっこうのネタ。

タイトルの「Kissing」を、「Screwing」や「Fu*king」に変えたバージョン(ママがサンタとやってるのを見た)も、リリースされてます(笑)。

 

 

「パパに知らせなきゃ」とか「本当に見たんだ!」とか、マイケルのセリフもかわいいジャクソン5ver. ↓↓↓

 

この季節、一家に一枚の必需品↓↓↓

 

 

Jingle Bell Rock(ジングル・ベル・ロック) 1957年

タイトルのとおり、本家『ジングル・ベル』を元ネタにしていて、フレーズやアレンジに本家が見えかくれ。

オリジナルはボビー・ヘルムズ

日本では曲自体は知っていても、ボビーの名前を即答できる人は少ないかもしれません。

 

この曲も、幾度となくカバーされてきました。

最近では、米テレビドラマGleeグリーや映画『ミーン・ガールズ』の劇中で、それぞれ出演者が歌っていたのが印象的。

ちなみに、ここでもまた歌詞に「Giddy up!ギディアップ」が出てきてますね。

 

 

若いころの2人がキュートな、あえてのホール&オーツver.でご覧あれ↓↓↓

 

 

 

おまけの3曲

やっぱりこれらも、もはやスタンダードに入るだろうと思い、おまけとしてせておきます。

 

 

John Lennon / Happy Xmas -War Is Over-(ハッピー・クリスマス-戦争は終った-) 1971年

「War is over(戦争は終わった)」と歌ってますが、この曲がリリースされた当時は、まだベトナム戦争は終わってません。

だからこその言葉選びに、強くメッセージを感じます。

 

最後の方には、1969年と1998年にジョンヨーコが出した、反戦のメッセージ広告も映ってます↓↓↓

 

 

Wham! / Last Christmas(去年のクリスマス) 1984年

クリスマスソングは意外と悲しい曲が多い、という定説にピッタリ当てはまる切ない歌詞。

ジョージ・マイケルの命日が12月25日という事実にも、運命的のイタズラを感じます。

 

ワム!の代表曲のひとつ↓↓↓彼らの本国UKチャートでは、1位を獲得しています。

 

 

Maraiah Carey / All I Want For Christmas Is You(恋人たちのクリスマス)  1994年

個人的には、歌詞とズレた邦題に若干の違和感をおぼえますが、曲自体は文句なしの名曲

これ以降、ここまでスタンダードになったクリスマスソングは出てきてません。

 

日本ではトレンディードラマの主題歌になりましたが、それがなかったとしても大ヒットしていたはず↓↓↓

 

この頃↓↓↓の彼女はまだかわいかった…。

 

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