最低限必要なところだけ教えてよ。
まずは一般的な実践に役立つところから覚えるといいよ。
そもそも音楽理論ってなんだっけ?
言葉の意味だけでいうと「音楽理論」は覚えきれないくらい幅広く音楽を説明した論理です。
音楽理論とは
音楽理論とは、インターネット百科事典「コトバンク」によると
音楽理論(読み)おんがくりろん(英語表記)musical theory
広義には音楽に関する一切の知的,理論的認識を意味する日常用語として用いられる。狭義に音楽の専門用語として用いられる場合は,(1) 作曲や演奏などの実践のための方法的根拠を与える基礎的な理論,(2) 音楽学研究の一分野をさし,厳密な学としての理論,すなわち実践の対概念としての理論,の2通りの意味がある。
引用:コトバンク
…てコレ途中で読むのを諦めた人も少なくないでしょう。
管理人ソメイも危うく寝るところでしたw
まとめると、皆さんに関わる部分は (1)の部分。
要は「実践のために裏付けされた理屈」ということですね。
プレイを楽にしてくれる音楽ルールを覚えていきましょう。
音楽理論の必要性については別ページ『あなたに音楽理論は必要ない?知識が先だと感性のじゃま?』でも解説しています。↓↓↓
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あなたに音楽理論は必要ない?知識が先だと感性のじゃま?
音楽を続けるうえで音楽理論は必要なのか?感性が鈍るから必要ないのか?昔から幾度となく語られてきたこの問いに、当サイトなりの解釈をお伝えします。
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初心者に必要な音楽理論とは?具体的に挙げてみた
ざっくり分類すると、以下のような理論をおぼえていく必要があります。
コードはたくさんありますが、基本の三和音がわかればあとはその応用。
さらに、3コードを覚えればピアノやギターで弾ける曲がたくさんあります。
まずはそれを目標にすると良いでしょう
じゃあ、楽譜を渡されてすぐ演奏してるプロってすごいんだね?
楽譜が読めなくてもプロになれる
プロミュージシャンというと誰もが楽譜が読めると思われがちですが、プロでも楽譜が読めない人は大勢存在しています。
いわゆるバンドマンタイプの中には、耳で聴きとってずっとやり続けている人もけっこう多いです。
しかしプロの現場では本番当日楽譜を渡されて、その楽譜に忠実に沿った演奏を求められることも少なくないので、楽譜が読めないと苦労します。
特に、スタジオミュージシャンやライブやツアーのサポートミュージシャンとして職を得たい人は、今日からすぐ音楽理論の勉強をはじめましょう。
世の中には確かに、楽譜が読めなくてもビートルズのように人の胸を打つ演奏ができる人もいるし、小室哲哉さんのように作曲ができる人もいます。
しかしそういう人たちは、聞き取った音や曲の構成をすぐに再現できる高いレベルの技術や記憶力、何より抜群のセンスを持っています。
まとめると
音楽理論とは、音楽を続けるうえで知っておいた方が良いルール。
最低限知っておこう。あなたがよほどの天才でないのなら。
おいらだって先輩に「お前はスジがイイ!」って褒められたよ。
よほどの天才ってどんな人?
「音楽理論を知っていること=偏屈オヤジ」ではありません。
理論を知らない人に自慢したり論破したりするために学ぶのではなく、自身の音楽人生を豊かにするために覚えるのです。
逆に、知らないことを威張っているミュージシャンにたまに遭遇しますが、あれもかなりウザいですよねw
よほどの天才ってこういう人たち
こんな人たちと比べると、さくらだくんみたいに簡単に天才性アピなんてできないんじゃ?
ビートルズ(The Beatles)
イギリスのリバプール出身の4人(ジョン、ポール、ジョージ、リンゴ)による、説明不要のモンスターバンド。
音楽史を変えたビートルスですが、解散後にジョンがインタビューで「ビートルズ全員、楽譜が読めないし書けない」と話しています。
エリック・クラプトン(Eric Clapton)
『いとしのレイラ』や『チェンジ・ザ・ワールド』で知られる世界3大ギタリストのひとりですが、リハで渡された譜面を逆さまに置いたのだとか。
クラプトンに限らずジェフ・ベックやジミー・ペイジなど、ブルース系のミュージシャンは耳コピ派が多いようです。
ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)
謎の死を遂げるまでの活動期間はわずか4年。
にもかかわらず「ジミヘンコード」をはじめ、数々の伝説を残したジミヘン。
彼ほどのレジェンドでも楽譜はおろか、コード名すらろくに知らなかったそう。
日本人ミュージシャンの中でも小室哲哉さんや桑田佳祐さん、ミスチルの桜井和寿さんをはじめ、けっこう多くの大物が楽譜が読めないと言われています。
最近ではあいみょんもそうなんだとか。
ただ、彼らの場合「楽譜読めない=0(まったく読めない)」ではないかもしれません。
常にスゴ腕プレーヤーに囲まれているので、公に「自分の音楽理論は完璧だぜ」とは言っていないだけという可能性が高いです。
理論も完璧な天才もいる
理論が感性を鈍らせるものでないことは、名門バークリー卒の大物たちを見てもわかりますよね。
クインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)
クインシー・ジョーンズはジャズからディスコまで幅広く手掛ける天才プロデューサー。
マイケル・ジャクソンの黄金期を支えました。
グラミー賞をはじめ多くの音楽賞を受賞していて、アルバム売上世界一というギネス記録保持者でもあります。
ダイアナ・クラール(Diana Krall)
美しきジャズ界の女神ダイアナ・クラールはカナダの音楽一家に生まれました。
昨今のジャズ界を代表するミュージシャンのひとりで、実力の高さはグラミー賞に5度も輝いていることからも明らか。
ダンナさまも大物ミュージシャン、『She』で知られるあのエルヴィス・コステロです。
渡辺貞夫
日本ジャズ界の先駆者ナベサダ氏もバークリー卒で、96年にはバークリーから名誉音楽博士号を授与されています。
長年世界を股にかけて活躍していますが、近年ではその腕が認められて写真家としても活動中。
米バークリー音楽大学は、ほかにも数々の大物ミュージシャンを輩出している名門。
これからは日本の音大からも、たとえば芸大出身のKing Gnuみたいに、もっと広いジャンルで活躍するミュージシャンがたくさん出てくることを期待しましょう。
さて、今これを読んでいるあなたは”理論を知らない派”、それとも”理論も完璧派”、どちらのタイプの天才ですか?
「オレって、天才じゃないかも…」
そう思ったら、ステップアップのチャンスです。
今すぐ動きはじめましょう!
ぜひ一緒に覚えていきましょう。
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